今回は、高円寺在住の米国人キャサリンさんが今春スタートした「メニュー翻訳サービス」をご紹介します。
先日、サービスのご説明もかねて、ハッピー高円寺の編集部に来てくださいました。そこで「メニュー翻訳サービス」の内容、サービスをスタートさせた経緯などを伺いました。
サービス立ち上げの経緯
キャサリンさんはアメリカ育ちで高円寺在住4年目、英語はもちろん日本語もたいへん流暢に話されます。普段は青山で会社勤務、週末は高円寺を探索している、高円寺が大好きな方です。
高円寺を歩いていると、いろんなメニューやメッセージが溢れている所が楽しいそうです。また、ご両親や友人を連れて高円寺のお店を回ることもよくあります。
そうこうしているうちに自然と、
高円寺にはまだまだ英語が不足している。なんとなく注文はできるんだけど、そのメニューの名前だけではなくて、お店や店長の考えやアレルギー情報といった文章も英語で読むことができれば、外国人がもっともっと楽しめるはず!
との思いが強くなったそうです。
そこで、
自らの英語力によって、秋葉原や浅草を訪れるような外国人が、高円寺にももっともっとやってくるようにプロモーションしたい。
と考えるようになり、今春から高円寺のお店を対象とした「メニュー翻訳サービス」をスタートさせたそうです。
メニュー翻訳サービスについて
多くの方は、「英語にできたらいいのは分かってる。でもふだん、店内で英語の対応はできないから!」と思われているのではないでしょうか。
キャサリンさんによると「お店の中での個別の対応は難しくても、そこに英語の説明書きがあるだけでも、外国人にとってはサービスが全然違います」とおっしゃいます。
たしかに我々も外国で日本語に出会うと、それだけで安心できます。特に旅先の一番の楽しみである食事は、メニューの名前だけではどんな料理か分かりません。そんなとき、簡単な説明だけでもあれば嬉しいに違いありません。
彼女は、自然食を学びレストランに勤務した経験もあります。その上、高円寺在住という強みを生かして、土日を中心にお店を訪問して、外国人にとって親切な言葉をお店に溢れさせたいと考えています。
個人経営のお店が多い高円寺は、デザイナーやウェブ制作者などフリーランスで働く方も大勢います。キャサリンさんの「メニュー翻訳サービス」も、そんな高円寺にぴったりですね。
なお、「メニュー翻訳サービス」は何もメニューだけに限ったサービスではありません。パンフレットやカタログ、ホームページなど、英語の翻訳なら何でもOKです。
具体的なサービス例
次のような翻訳が考えられます。
- メニュー表(メニューだけではなく、お店の方のコメントもあればベター)
- 手書きのメニューや看板の文字
- ホームページやブログ(翻訳したい箇所だけでも可)
日本人にとっても、日本語と英語が併記されていたら英語の勉強になったり、単純に見た目として楽しいかもしれませんね。とはいえ、そんな見た目の前に、正しくその「意味」が伝わることがまずは大切です。
ところで、アメリカ英語とイギリス英語の違いや、直訳だとマズイケースをご存じですか?
- “ chips” は、アメリカだと「ポテトチップス」、イギリスだと「フライドポテト」が出てくる。
- 納豆の「ぬるぬる、ねばねば」をそのまま訳すと slimy(スライミー)だが、多くの外国人にとって「かたつむりの歩いた跡のねばねば」を思い出させる=絶対食べたくない!
なるほど。インターネットで簡単に翻訳できるようになっても、それだけではダメなんですね。
こうした細かい違いも、キャサリンさんは大得意です!
それでは「翻訳サービスに興味があるんだけど、どうしたらいいの?」という方に、翻訳までの流れをご紹介します。
翻訳までのながれ
まずは、「少しでも気になった方は、気軽にお問い合わせください。」とのことです。
- キャサリン宛て(Kegronauer@aol.com)に、メールでご連絡してください。
- メールを確認後、折り返しご連絡して訪問日時を決定します。
- 訪問時、ご要望(何をどうしたいか)をお伺いします。お見積もりをご回答いたします。
- お見積もり金額で問題ない場合、正式にご注文いただき翻訳スタートとなります。
キャサリンの連絡先
問い合わせ先: Kegronauer@aol.com
メニュー翻訳サービスHP: http://eigonomenu.blogspot.jp/