「九月になったのに」。はい、たしかに9月になりましたが、日中はまだまだ30度越えやら雷やらと、天気はまだまだ真夏のようなパワーを誇っていますね。
今回、そんな天気に負けないで、これから本格的に訪れるであろう食欲の秋に対応できる、小学生のような気力や体力を取り戻そうと思い立ったわたしは、北海道の食材を使った創作家庭料理が楽しめる中通りのリリーズダイニングさんに向かうことにしました。というのも遠い昔の夏休みに友達の家で出された
(あ、うちとは違うけどこのカレーもおいしい!)
と興奮を覚えたカレーを思い出していたのです。そう、ダイニングとは「家庭の中の食事をする場所」という意味。だったらきっと友達の家で出されるようなカレーが食べられるはず・・・。
先日復活したバー、チモールさんの前を抱瓶さんに向かって進み、幸寿司さんの向かいを2階に上がると、そこはたしかに雪国、北海道のダイニングでした。
だってだって北海道の地図だってこの通り。
だってだってオホーツクビールだってこの通り。
ちなみに「東京ではここでしか飲めない」地ビールなんですね。
それじゃ1本いただいて、中通りが見えるテーブル席に移動しようかしら。
っておいおい、カレーは?!カレー!そうでした、そうでした。まだランチの時間でした。注文したらいただけるけど、ビールは夜までおあずけっとw
そして、待つこと約10分。
はい、これがリリーズダイニングの特製カレー!
まるで北海道のようなカレーに、本州のようなレタスサラダとマカロニサラダ、ここには写っていませんが四国のような漬物、九州のようなコーヒーが海のようなプレートにのって登場!
(飲み物は選べますよ。)
主役はやっぱりこのカレー。ぶ厚い焼き豚に目玉焼き、ポッキーが土下座しそうな力強いインゲン、そして夕日を浴びたスペインの闘牛場にほとばしる情熱のようなカレーソース、そこにはフェラーリのようなにんじんが・・・考えてみればスペインも、イタリアも緯度では北海道に近いんですよね・・・と、老人は元気に海で泳ぎまくり、スーパーカーブームさえ今すぐ訪れそうなパワーがわたしの顔を照らしています。
まさにこのカレーにして、猫にマタタビあり。もう、自分にしか分からないことを言っているってことだけは分かっていますよ~!いただきま~すっ!
そして夢中で動くこと約10分。
そしたら、やっぱり!遠い記憶のさらにその奥にしまったままだったはずの、キレンジャーの姿をはっきり思い出したわたしは、あろうことか「君よりも、幸せだよ。」と声にさえ出していたのでした。
(人とくらべた幸せなんて!)食べ終わる前になんとかそう気づいたわたしでしたが、かわりに
(今夜はやっぱりさっきのビールを飲もう!)と決めると、大人に向かっていったん階段を下りることにしました。
Lily’s dining
高円寺北3-2-14-2F
03-6762-0420
リリーズダイニングさんのfacebook
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