きょうから3日間、外神田のアーツ千代田にて開催となるニパフ’13(第19回日本国際パフォーマンス・アート・フェスティバル)で来日された8カ国8名の方との交流会「国際パフォーマンスアートと世界のビールin高円寺」が、昨日高架下の大万さんにて開かれ、伺ってきました。ニパフ主催であり、出演者でもあるニパフ実行委員会代表の霜田誠二さん、当交流会の主催である高円寺コモンズのみなさん、ハンガリー、ポーランド、ウクライナ、メキシコ、ネパール、ミャンマー、インドネシア、中国から来日された出演者(パフォーマー)のみなさん、そして武蔵野美術大学の学生の方たちで高架下の店内は熱気に包まれ、ビールと会話が進む&弾む、楽しい時間が流れていました。
私同様ご存知でない方も多いと思いますので、「そもそもパフォーマンス・アートとは?」から説明致しますと、まずwikipediaで「芸術家自身の身体が作品を構成し、作品のテーマになる芸術」となっているとおり、とにもかくにも、からだがポイントな芸術なんですね。そのうえで以下のような特徴があることを霜田さんに教えていただきました。
- 大道芸とは異なる。
- 現代アートに属するが、現代アートの中でアートとして身体を使うものは少ない。
- パフォーマーは「美術/詩/ダンス/演劇」といったバックグラウンドを持つ。
- 日本ではあまり話題にならないが、世界での知名度は特にこの20年で高まり、芸術のメインストリームに入ってきている。
- 日本では1950年代から始まり、オノ・ヨーコさんといった世界的な評価を得ているパフォーマーが登場している。
- ここにきて世界だけではなく日本でもクローズアップされるようになっているのは、ゲームやバーチャルなサービスが当たり前となり、むかしとは世界観が変わっていることがある。つまり、「身体性の復活(身体を動かしたいという欲求が無意識にも自然にもあふれてきている)」が関係しているだろう。
なるほど、だんだん分かってきました。なにより興味がわいてきました!それもそのはず、霜田さんがこうした熱意のある分かりやすい説明をして下さったのも、
「このままでは(ご自身をはじめパフォーマーが)” 変なおじさん” としてしか知られないようになるのでは?と危機感を覚えた」からだそうで、だからこそ「高円寺の大万というすごく日常的な場所での交流会」となったそうです。
こちらが霜田さんです。すごく素敵なオーラをお持ちの方でした!
今回は3日間ということで初日はもう過ぎてしまいましたが、残りの2日間、ぜひ末広町のアーツ千代田3331まで足を運んでみてはいかがでしょうか?足を運ぶのも身体を使うということですからね!
ニパフ’13(第19回日本国際パフォーマンス・アート・フェスティバル)
<東京ニパフ13>※ニパフ’13は東京・大阪・長野で開催
日程:6月24日(月)〜26日(水)
開演:19:00〜
会場:アーツ千代田3331
ビジュアル及びパフォーミング・アーツの分野における、アメリカとアジア、そしてアジア諸国間での国際文化交流を支援するアメリカの非営利財団アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)での紹介ページ
大万
高円寺南3-70-1(高円寺ストリート内)
03-3330-4432
大万さんのホームページ
高円寺コモンズ
高円寺南3-66-3(高円寺ストリート 7番街)
049-279-0061(株式会社地域協働推進機構)
コモンズさんのホームページ
※パフォーマーのみなさんは東京開催期間中、高円寺コモンズに滞在しているそうです。
東京都杉並区高円寺南3丁目66
東京都杉並区高円寺南3丁目70−1
〒110-0005 東京都千代田区外神田6丁目11−14