演芸まつりで氷川神社寄席に寄ってきたよ!


10日間にわたって高円寺を寄席に変えてくれた演芸まつり。

その最終日、その名の通り、氷川神社で行われた「氷川神社寄席」を観覧してきました。

昨夜も大変な冷え込みでしたが、それは今日の夕方もそのまま。

でも、そんな寒さをものともせず、ぱっとはなやぐ感じはさすが、演芸まつりのスタッフの方々です!

通りの方々に元気にお声がけをされていました。

氷川神社前の様子

 

開演の17時前にはすっかり50名程度のお客様で満員の会場に、

本日3組の最初はこの方、古今亭駒次(ここんていこまじ)さんが登場です。

古今亭駒次さんの登場

 

この寄席の3組の皆様は、13時からルック商店街入り口のじっこさんで開催された「じっこ寄席」に

ご出演されていたそうですが、全員疲れをまったく感じさせないどころか、元気になる一方というご様子でした。

駒次さんからものっけっから

「” 普段は何をやっているの?” って小学生に質問をされたことがありましたが、

ふだんからこうして落語をやっているんですよ(笑)!」

と、その質問者の小学生もこの場に居合わせたら納得するような、笑いの渦を惜しみなく

会場に投げかけてくれます。

麺を啜(すす)る音を立てながらの身振りそぶりで「これは何でしょう?」では、会場から

「スパゲッティー!」

「ラーメーーーン!」

と次々と麺の名前が返されます。

噺家(はなしか)の方だけではなく、スタッフの方や会場のお客様と一体となって初めて寄席は成り立つのかも?

そんなことが浮かんでくる光景です。

 

すっかり心があったまった会場に、続いては東京ガールズさんが登場。

東京ガールズさんの登場

 

高円寺在住の柳家紫文(やなぎやしもん)さんの弟子というお二人。紫文師匠と同じ三味線漫談を

繰り広げて下さいました。

「(出身地はお二人とも東京ではないので)産地偽装です(笑)!」

とみずからを笑い飛ばしながらの三味線の演奏は、これもまた弾き語りライブだな!

と思わせる一体感がありました。

三味線と口上の組み合わせが、春を感じさせるもので、いやーうららかーな日曜日ですこと!

 

そんな一人井戸端会議を頭の中で始めた私の前に、続いて三遊亭金八(さんゆうていきんぱち)さんの登場です。

三遊亭金八さんの登場

 

「まちじゅうに、演芸まつりのポスターが貼られていて、わたくしも出ていて、はずかしいです(笑)。」

と、あそういやそうだなあっはっは、となる実になめらかなすべりだし!

そうですよね、まちじゅうにあのポスターが貼られていて、いたるところにスタッフの方がいらっしゃってって・・・

あらためてすごいことですよね!

 

「お酒を飲む理由は三つだそうですよ。ひとつ目は、楽しいとき。

ふたつ目は、悲しいとき。みっつ目は・・・その他だそうです(笑)。」

ほかの方にもいえることですが、このように一部だけを抜き出してもうまくは伝わらない、

会場にいる方のみが知る爆笑がそこかしこにある時間でした。

金八先生、もとい金八さんは、見事にへべれけに酔っ払った状態を演じながら、話を続けて下さいました。

その面白さたるや、もはや私なんかは生徒も同然、やっぱり先生と呼びたくなってきます!

三遊亭金八さんによる夕立という踊り

 

のりにのった会場でしたが、その勢いのまま「夕立」という踊りまで披露して下さいました!

短い時間ではありましたが、ひとつひとつの動作に、何かこれまでの歴史がつまっている?!と

思えるような、凝縮(ぎょうしゅく)されたものを感じていました。

 

かくして、あっという間の1時間半が過ぎていきましたが、これで500円?!って、

あと500回くらい体験したら、自分は何を感じ取ることが出来ているのかなー?と奥の深さに

思いをめぐらせながら演芸まつりを後にしました。

次回はどれだけ観覧出来るかなー?ってすっかり、演芸のとりことなった私です!


著者について

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