本日は天気にめぐまれた中、ハッピー高円寺にも掲載中のギャラリー二軒目さんにお伺いしてきました。
昨年12月にオープンしたばかりのこのギャラリー、中通りのにぎやかさとのコントラストも楽しい、小さな中にとても落ち着いた空間が広がっていました。
ちょうど女子美出身のお二人、都愛ともか(とめともか)さん、石木あやさんと、都愛さんのアトリエでのつながり、金井俊幸さんの3人によるグループ展示「first展」が開催されており、入り口からおっと目がひき付けられます。
ふむふむ・・・え!
なんでも、都愛さんが制作されているのは、「ベリーペイント」という「妊婦の方のおなかに絵を描く」というもの!さっそく2階にもあるという作品に、らせん階段を上がります。
2階には、都愛さんのこれまでの作品集とともに、石木さん、金井さんの作品がすごいインパクトでたたずんでいました!
まずは、都愛ともかさんの作品集よりベリーペイントの作品。
「3,4年前にアメリカで開催されたボディーアートの大会で、ベリーペイントを観たのがきっかけ」
と都愛さん、なんとすでにボディアートの世界大会で、3位に入賞してるとのこと。
「描いた妊婦さんにも喜ばれますが、描いているさいちゅうに、おなかの中の赤ちゃんが動くことがあるので描いている方もなんだかうれしい気持ちになります。そして、あとから送られてきた写真でその赤ちゃんと再会するんですよ!」
と、伺ううちに私も幸せな気持ちになるエピソードを教えて下さいました。
つづいて、こちらは「ボールペンでジュッソ(板に絵を描くために下地として塗る絵の具)に直接描く」という石木あやさんの作品!
近づくとほら!
ピカソのゲルニカやビートルズのアルバムのジャケットも思い出すような、それぞれ吸い込まれそうなイラストの中に、これまた頭の中をぐるぐる回るような言葉たちがならんでいました。たとえば、次のようなもの。
「真実はとても単純。複雑なら誰でも理解できたのに。」
そんな作品たちを前に、なんだかすぐに理解した気になって「すてきー!」とはしゃぐ気には、もちろんならなかった私、ただ、たしかに感じるインパクトに今度はうしろを降りむくと・・・金井さんによる肖像画がこちらを眺めていました。
なんでしょうね、この存在感の正体は?
すべてお見通しのような視線を感じたのか、なんだか恥ずかしくもなってきたのでふたたび1階へ戻ります。
あ、中にカギがかかったドアが。
これ、じつは、中は、ギャラリー二軒目さんの裏にある喫茶店、カフェブラウンさんとつながっているんです!
ということは・・・そう!
カフェブラウンさんのメニューが注文できるんです!これはギャラリーオーナーさんのアイデアとのことですが、新しくオープンしたフレッシュな外観ながら、中はこうした昔ながらの良さがそのまま残っているところが、なんとも高円寺らしくていいなと思いました。
あそうそう、ほかにも、近所にあるイタリアンの両店、ボンジョリーナさん、ボナセリーナさんのメニューも注文できるそう!
カフェを利用するように、知らない作品にもふれる・・・そんな場所として、ギャラリー二軒目さん、そしてベリーペイントをはじめ、この三人の動向にもますます注目の編集部です。
あ、そんな分かったようなこと言っても、まだおなかの中にいたりして(笑)?
ギャラリー二軒目
高円寺北3-2-19
03-6383-0102
ギャラリー二軒目さんのホームページ
開催期間:2013年1月6日(日)~12日(土)13:30~17:00
※まだ多少壁があいているので、持ち込み作品の展示販売も可能とのこと。
東京都杉並区高円寺北3丁目2−19