12月7日深夜の『ロック兄弟』(テレビ東京、毎週金曜 深夜2:30〜3:00)見ました?
今回は「ドレスコーズ 志磨&丸山が高円寺・国立に出没!バンドツール、ロックカルチャーを巡る!」でした。
the dresscodes(ドレスコーズ)は、元・毛皮のマリーズの志磨遼平さんが今年7月に結成したバンドです。その志磨さんは、和歌山から上京して初めて住んだ街が高円寺だったことで知られています。以前、『SHOW-OFF(ショウオフ)』の表紙も飾ってますね。
the dresscodes|ドレスコーズ オフィシャルウェブサイト
この番組では、その志摩さんがバンドメンバーの丸山康太さんと一緒に高円寺を案内してくれました。志摩さん曰く、「若い頃は金もなくいつも腹が減っててケンケンしてたし」「嫌な思い出はほとんど高円寺にあるけど、でもずっと住んでた」そうです。
高円寺の好きなところはと訊かれ、
「何でもあるところ。だから高円寺に住んでる頃は高円寺だけで全部完結しちゃうんですよね。本もある。服も安くある。レコード売ってる。お野菜安い。友達がしょっちゅうライブやってたりとか。だから全然外に出なくなっちゃうんですね、高円寺から」(志摩)
高円寺に住んでる方は、みんな納得ですね。(^^ゞ
古着屋『黒BENZ』
最初は高円寺南の古着屋『黒BENZ』。良い古着がいっぱいあり志磨さんのお気に入りで、最近もよく来るそうです。 この日も1950年代のコートをチェックしてました。買ったのかな?
東高円寺 U.F.O.club
続いて少し離れるが、東高円寺のライブハウス『U.F.O.club』を紹介。今年の元旦にここで、ドレスコーズが初ライブを行いました。彼らの原点とも言える場所です。そのライブで手応えを得て、4月にバンド活動の正式発表を行い、7月に1stシングル『Trash』をリリースしています。
西部古書会館
そして、高円寺北口に戻り『オリンピック 高円寺店』裏手にある『西部古書会館』で古本をチェック。貧乏なときは安い古本が数少ない娯楽で、古本屋に入り浸っていたとのこと。大好きな本から独特な世界観を持つ歌詞が生まれているようです。
「歌って気持ちいい言葉だけじゃなく、字が歌詞カードの中で並んでも耐えうる、口に出しても、読んでも美しい日本語にしたくて、昔から好きな本で勉強していますよ」(志摩)
そう言いながら、渋澤龍彦や寺山修司の本を手にしていました。
昔はどの街にもあった古本屋ですが、最近は少なくなってしまいました。これだけ古本屋が多い街は、神田を除けば高円寺がトップかも。
あづま通り商店街
「続いては 、知る人ぞ知る、あづま通り商店街」(ナレーション通り)(^_^;)
ヨーロピアンパパ
ダイニングバー『LOCOHEAD(ロコヘッド)』で休憩飯した後、いよいよ今日の本命、知る人ぞ知る、中古レコード屋『ヨーロピアンパパ』へ。なんと!、この店は高円寺時代に志磨さんがアルバイトしていたそうです。
中古レコード屋『ヨーロピアンパパ』は、『HAPPY!高円寺』最新号を置いてくれている常設店で、取材にもご協力いただき、我々もいつも大変お世話になっています。<(_ _)>
その『ヨーロピアンパパ』オーナーの長沢則和さんが登場すると、
「先生みたいなものなので、緊張するんですよ。いっぱい教えて貰ったので、ここで。」(志摩)
と、長沢さんを紹介。
長沢さんは当時を振り返り、
「自分が今まで聴いてたロックだけじゃない、ジャズだとかいろんなものを聴きたいという欲求があった。コレはこういうのを聴いてみたらと言うと、”それは良いですね”、というような感じで、まぁそういうような感じですよ。学校みたいな感じでした。」(長沢)
と志磨さんとの関係を話すと、
「ロックじゃないルーツな音楽をずっと毎日そこで聴いてたので。それが、20代前半ていうのは多分すごく大きかったです。」(志摩)
と、志磨さんも応えるなど師弟関係だったんですね。さすが長沢さん!
その後、ミュージシャンらしく志磨さん、丸山さんがお気に入りのレコードを紹介して高円寺は終わりました。番組では、丸山さんのルーツである国立も紹介しています。
番組で紹介された場所
より大きな地図で ロック兄弟(2012年12月7日) を表示