編集部からわずか数十秒の距離にこんな看板が出ていて、気にはなっていたものの、灯台下暗しとはよく言ったもので、今回初めて階段を・・・おっと、先日すぐ近くに移転された小浅じょうじ美容室さんが入ってらっしゃたので、2階までは上がったことがありました。今回ようやくさらに上へ、というわけです。
2階まで13段上ると、このように壁一面にお店の案内図や「レコードの上手な探し方」といったアドバイスが一面に貼られた壁が登場します。
さらに3階まで、1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13と13段で到着。合計26段ですが、歩数に直すと50数歩な気もしてきました。どちらにせよ、それが100歩近くてもまあ店名どおり五十歩百歩で到着することが出来ます。
店内は、コンパクトな1室に、中古レコード、中古CD、古本が分かりやすく配置されています。
編集部がうかがった時には、お客さんからの
「シティポップスで○○な感じでなにかいいのないですかね?」
といったばくぜんとした質問に、店主の若松さんが、
「ああ、それじゃあ、たとえばこれはどうかな?・・・そう、その列にあるから取ってくれる?」
と、好みに合う音楽を探しながら店内でお客さんが試聴できるよう、次々とレコードをかけかえていました。
じつに自然な、わざとらしくない親しみやすさを感じました。編集部も調子に乗って2枚購入。
「へー、渋いの聴くんですね~!」
この一言がまたうれしく、身の上話までしそうになりましたが、ぐっとガマン。開店してそろそろ1年になるというお店について伺いました。
「えー、CDは今ある分で売りっぱなしにして、
とにかくレコードを増やしていきますから期待していて下さい。
レコード会社の若手社員さんも来られて情熱を取り戻されています(笑)。
それと、お昼から営業でそれまで寝ているかのようなイメージがある中古レコード店ですが、マジ大変です(笑)。今日も朝6時起きで買い付けに行ってました。」
のんびり、マイペースな物腰の中に、熱い情熱と根性を感じた編集部は、ここには書ききれない、書けないお話をたくさん教えてもらいつつ、閉店時間を過ぎてお店を後に・・・また五十歩程度階段を下りました。これは、リピートになりますね♪
追記
SHOW-OFFさんが置かれたカウンターには、若松さんが大ファン&お知り合いという、世界的評価も高い孤高のバンド、裸のラリーズでも活躍のヒロシさん参加のライブ告知が。
「みんなこの機会にぜひ!」
とのコメントをいただきましたよ!
情報は次のとおり。
問い合わせは
bananamoon1971@gmail.com
こちらは五十歩百歩さんの買い物袋。dに×が入ったり、レコードが数字の0を、数字がレコードの針をたがいに兼ねていたりといった、若松さんご自身によるデザインがすてきです。
五十歩百歩
高円寺北2-21-6 松田ビル3階
03-6317-2384
だいたい13:00~22:00くらい
水曜日定休
東京都杉並区高円寺北2丁目21−6