編集部です。昼下がり、うっすら汗が出るくらいの天気が散歩には気持ちいいですね!
またまた天気にめぐまれた今日、坂を下るのも楽しく鼻歌を歌いながら、ランララン♪
と中央公園を通り過ぎていると、ん?
なにやらカラフルな、目にも楽しそうなスペースが!
ヘアージェニージョーンズさんのユニオンジャックの赤、青、白のとなりにも、黄や緑やオレンジ、ありとあらゆる色が見えてきました。
あ、フィギア?!ジュラシックパーク?!
・・・Comic Collectors(コミックコレクターズ)さんというアメコミ(アメリカン・コミック)専門店さんでした。
ちょうど三角公園のようなかたちの店内には、うわっ、いたるところにカラフルな色の主、フィギュアやアメコミがぎっしり!
何これー?
あ、あれ見たことあるキャラクターだ!なんて名前だっけ?
「今日オープンしたばかりなんですよ。どうぞゆっくり見ていって下さい♪」
笑顔の店長さんの言葉に、鼻歌もなんとなくロックっぽく変わります。
ラーララン、ラッラッラーーーンッ!
「10年くらい前に、アメリカでたまたまマーズアタックとかのアメコミを見て、” これなんだろう?” って。映画のほうを先に知っていたんですね。で、手にとって、” 単純に面白いな!” って、そこからですね。そのときから、アメリカにいる家族とお店をやっているんですよ。」
聞けば、ロサンゼルスに3店、サンディエゴにも1店あるそうですが、いずれもお客さんといっしょに楽しむ、おうちのような感覚で運営されているとのこと。
なるほど、おとなり中野のブロードウェイとはまた違って、こうした一軒家のような感じもアメリカンだなー。町角が舞台のスモークって小説や映画もあったし。なんてひとり納得していると・・・
「そういうゆるい感じでやっているので、今日はたまたまいませんが、犬もお店に出ることがあるんですよ。ピットブルっていう日本にあまりいない犬なんです。」
え?!なんかアメリワーンって感じ?!ますます自分だけの世界が生まれている私、アメコミに負けてないかも?
ともかく、三角形のこのスペースに寝そべっている犬を想像してますます公園に思えてきた店内でしたが、そもそもなぜアメコミを?と店長さんに伺ってみました。
「やっぱり単純に好き、面白いってことですね。それでお店をやったら、意外にも大好きな人やそうとう詳しい人がたくさんいらっしゃったんですよ。」
最初に感じた気持ちのままってことなんだ!すてきー!そしてこれもまた高円寺らしい!といつものように、高円寺らしい、とまとまりかけていたところで・・・?
(アメコミらしさってなんだろう?)
単純なわたしは、単純な疑問を忘れていたことに気づきました。
「また気軽によってくださいね!」
そうおっしゃる笑顔の店長さんと、想像上のピットブルに手をふって別れると、つぎはウィキペディアへ!
なるほど、ぎっしり!歴史そのものが書かれているのが分かります。へー、もう170年ちかくの歴史があるのか。
「ようはアメリカのマンガでしょ?」ではもちろん、ぜんぜん説明にも理解にもなっていないと気づきました。その中でも、気になる説明として、まとめると次のようなものがあります。
・ アメリカン・コミックは連続した物語の形式、薄い月刊誌に連載される。
なるほどね、それで、何冊か束(たば)になって売っているんだ。
・英語では「コミック(こっけいという意味)」と呼んでいるものの、描かれている内容は、こっけいなものやユーモラスなものばかりではない。むしろ、ドララマティックでシリアスなものが多い。
・ジャズやその他の文化と同じように、アメリカン・コミックは数少ないアメリカ発祥の芸術の一つ。
数年前に行った小沢健二さんのコンサートで彼が
「アメリカの笑いは” 大味(おおあじ)” だと思っているひとが多いけど、実はそんなことない。」
と言っていたのを思い出していました。
そうか、さっきのカラフルな色や、おうち感覚と同じで、ひとつひとつの家や町や地域もまた、それぞれの色や、おうち感覚を持っているから、当然ひとつひとつに味があるんだよね!また、ひとり納得したわたしでした。
コミックコレクターズ(Comic Collectors)
高円寺南4-21-6
050-3552-9039
コミックコレクターズさんのホームページ
東京都杉並区高円寺南4丁目21−6