暑い日が安定して続いていますね。夏バテしていませんか?
とはいえ、ぼくはこのくらい暑いほうが、たとえじめじめしてようが、夏らしくて好きなんです。
高円寺も、たまには雨も降らなきゃだめでしょうけど、夏は「夏夏夏夏NOコタツ♪」と歌っちゃうくらい晴れてるほうがお似合いな気がします。僕と同じように、晴れてるほうが気分も明るいし、元気な気がする、そんな人も多いと思います。
さて、いっぽうの天気にしてみればです。天気を人にたとえてみれば?そんなことを考えてみました。
天気というのは人間の喜怒哀楽といっしょで、晴れも雨もくもりも雪も手加減なんてしていないでしょうから、みんな全力を出しているともいえます。どんな天気であろうが、天気といっしょにこれからも暮らしていく、「I LOVE YOU」より先にそこからはじめるしかないようです。それには、ふだんどおりってことが一つはあるのでしょう。
ということで、暑い中を楽しく歩いていたんですが、ふだんどおりといえばこれだ!と目に入ってきたのが、工事現場でした。
高円寺でも、あちこちでこの夏も変わらず工事が行われています。中でも店舗の改装は目立つので、「ああ、あそこも工事してたけど次何になるのかな?」なんて思い出す方もいらっしゃるでしょう。
こうして写真を撮らしてもらっているときに、汗をかいた職人さんが「ピース」サインをしてくれたり、「つぎは○○になるそうだよ」と予定を教えてくれたりしました。
さて、ここで工事をとりあげたのは、「暑いけどがんばっている人たちがいる。だからがんばろう!」という呼びかけをしたいというのもあるかもしれないのですが、それよりは、さきほど「ふだんどおり」と使ったように、これはふだんどおりの高円寺で、僕たち自身なんだな、ということをいいたくなっています。
というのは、ぼくたちはみな、歩いていても立ち止まっていても、部屋の中にいても外にいても、頭のなかで「ああでもないこうでもない」と考えているでしょうし、「よし!つぎはこうして、その次はこうで・・・」と想像したりと、とにかくせわしないからです。
みんな頭の中は工事現場だと思うのです。
次を予想するけど、その先は分からないといったふうに、その工事現場はいつも曲がり角にあるのかもしれません。またしてもダジャレのタイトルですが、ここには、そんな思いをこめてみました。
それともうひとつ、コージーコーナーの正式な名前、銀座コージーコーナーの「銀座」って、高円寺にも関係しているからということもあります。
銀座って名のつく商店街は全国あちこちにあって、高円寺も例外ではなかったからです。なんか商店街に銀座って名前がついたらついたで、実際の銀座以上の親しみがわいて、それこそ「ふだんどおり」って感じがいいですよね。
最後に、こちらは工事というか、ふだんどおりというか、ともかく6月末で惜しまれながら閉店となった、あのFucca Fuccaさんの前の様子を紹介します。
閉店の翌日だったかと思いますが、「ご自由におとり下さい」とのメッセージとともに、小麦粉はじめふだんどおり、ぼくたちに使ってもらっていた材料が提供されていました。
工事や改装が終わっても、その前のこと、そこにあったことを覚えている人はこうして増えていくのかもしれませんね。